以下の精算表を作成してください。会計年度は×1年4.1~×2年3.31として考えてください。
- 借入金200,000円は、×2年1月1日に年利6%で借り入れたものであり、利息は未払いである。
- 支払家賃80,000円は、×1年12月1日に向こう8か月分を支払ったものである。
- 受取手数料25,000円は、×2年2月1日に向こう5か月分を受け取ったものである。
- 地代は年2回、5月と11月の月初に向こう半年分を受け取る契約である。なお、1回の受取額は24,000円である。
- 給料の未払額は12,000円である。
- 期首商品棚卸高は60,000円、期末商品棚卸高は90,000円である。
- 売掛金残高に対して、差額補充法により2%の貸倒引当金を設定する。
- 備品について減価償却を行う。当期の減価償却費は24,000円である。
- 仮払金8,000円は出張旅費の概算払いであったが、精算の結果、旅費交通費6,500円とし、残額は現金で受け取った。
ヒント:論点と考え方を見る(クリックで開きます)
精算表は、試算表の金額に決算整理仕訳(修正記入)を加えて、損益計算書と貸借対照表の金額を求める表です。次の手順で進めると、ミスを減らせます。
- 決算整理事項を1つずつ仕訳にする。
- 仕訳の借方・貸方の金額を、修正記入欄の該当する勘定科目に書き込む。
- 「試算表+修正記入」で求めた金額を、収益・費用は損益計算書欄へ、資産・負債・純資産は貸借対照表欄へ移す。
- 損益計算書の差額(当期純利益または当期純損失)と、貸借対照表の差額が一致することを確認する。
支払った費用のうち、翌期以降のサービスに対応する分は、当期の費用にはならないため、前払費用(資産)として繰り延べます。保険料・支払家賃などの費用を減らして、前払保険料などの前払費用を借方に計上します。月割計算では、支払った総額を対象月数で割り、翌期分の月数を掛けて求めます。
受け取った収益のうち、翌期以降のサービスに対応する分は、当期の収益にはならないため、前受収益(負債)として繰り延べます。受取家賃・受取手数料などの収益を減らして、前受家賃などの前受収益を貸方に計上します。月割計算では、受け取った総額を対象月数で割り、翌期分の月数を掛けて求めます。
受け取った収益のうち、翌期以降のサービスに対応する分は、当期の収益にはならないため、前受収益(負債)として繰り延べます。受取家賃・受取手数料などの収益を減らして、前受家賃などの前受収益を貸方に計上します。月割計算では、受け取った総額を対象月数で割り、翌期分の月数を掛けて求めます。
当期の費用として発生しているのに、まだ支払っていない分は、未払費用(負債)として計上し、給料・支払利息などの費用を増やします。借入金の利息は、元本×年利率×経過月数÷12 で計算します。
売上原価を「仕入」勘定で計算する方法では、決算整理で、期首商品棚卸高を繰越商品から仕入へ振り替え(仕入を借方、繰越商品を貸方)、期末商品棚卸高を仕入から繰越商品へ振り替えます(繰越商品を借方、仕入を貸方)。この結果、仕入勘定の残高が売上原価(期首商品+当期仕入-期末商品)になります。
将来の貸倒れに備えて、売上債権(売掛金・受取手形)や貸付金などの期末残高に設定率を掛けた金額を、貸倒引当金として計上します。差額補充法では、期末に必要な貸倒引当金の金額から、試算表に残っている貸倒引当金の残高を差し引いた金額だけを、貸倒引当金繰入(費用)として借方に、貸倒引当金を貸方に計上します。貸倒引当金は、資産のマイナス項目として貸借対照表に表示します。
建物・備品などの固定資産の価値の減少分を、毎期の費用として計上する手続きです。定額法では、(取得原価-残存価額)÷耐用年数で1年分の減価償却費を求めます。残存価額が「取得原価の10%」のように示されている場合は、取得原価×10%を残存価額として計算します。間接法では、固定資産そのものの金額は減らさず、減価償却累計額(貸方)に計上します。期中に取得した固定資産は、使用した月数に応じて月割計算します。
仮払金は、支払った内容や金額が確定していないときに一時的に使う勘定です。内容が確定したら、旅費交通費・租税公課などの適切な費用や、貯蔵品などの資産に振り替えて、仮払金の残高をなくします。概算払いの精算で差額を現金で受け取った場合は、その分を現金の増加として処理します。
| 勘定科目 | 試算表 | 修正記入 | 損益計算書 | 貸借対照表 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 借方 | 貸方 | 借方 | 貸方 | 借方 | 貸方 | 借方 | 貸方 | |