簿記3級の電卓|試験で使える条件と、選び方・使い方のコツ

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簿記3級の試験では、電卓を使うことができます。ただし、どんな電卓でも持ち込めるわけではなく、使える機能には決まりがあります。この記事では、日本商工会議所が示している電卓の条件を確認したうえで、私が実際の試験で使った電卓と、選ぶときのポイント、使い方のコツを紹介します。

簿記3級の試験で、電卓は使える?

使えます。日本商工会議所の3級の試験案内では、計算器具として、そろばんまたは電卓のどちらか1つを使ってよいとされています。

ただし、電卓は、計算機能(四則演算)のみのものに限られています。次のような機能がある電卓は、持ち込めません。

持ち込めない機能使ってよい機能
印刷(出力)機能
メロディー(音の出る)機能
プログラム機能(関数電卓や、公式を記憶できる多機能な電卓)
辞書機能(文字入力を含む)
日数計算
時間計算
換算
税計算
検算
(いずれも、音の出ないものに限る)

つまり、関数電卓のような多機能な電卓は、使えません。スマートフォンの電卓アプリも、避けたほうがよいでしょう。一方、税込・税抜のキーや、時間計算のキーがついた、ごく一般的な事務用の電卓は、条件の範囲内です。規定は、変更されることがあります。受験する前に、日本商工会議所の3級の試験科目・注意事項のページと、受験する会場の案内を、必ず確認してください。

私が使った電卓

私は、3級の試験を、ネット試験で受験しました。使ったのは、家に昔からあった、CASIO(カシオ)の電卓(MW-12VT)です。12桁表示で、ソーラー電池と、電池の2通りで動くタイプです。税込・税抜のキーや、時間計算のキーがついていますが、これらは、上の表のとおり、使ってよい機能の範囲です。

この電卓は、とても使いやすかったです。古いものなので、今は販売されていないと思いますが、使いやすいと感じた理由は、キーの押し心地です。以前に試した、安い電卓は、キーが重く感じられて、打ちにくかったのです。簿記の試験では、たくさんの数字を、短い時間で打ち込むので、キーが軽く、確実に押せることが大切だと思います。

同じくらいの使いやすさを求めるなら、CASIO製の、12桁の事務用電卓が、目安になると思います。

紹介する電卓:カシオ スタンダード電卓 時間・税計算 ミニジャストタイプ MW-12GT-N

私が使ったMW-12VTと同じ、CASIOの12桁の事務用電卓です。ソーラー電池と電池の2電源で、税込・税抜のキーと、時間計算のキーがついています(日商の案内で、使ってよいとされている機能です)。私が使ったのは、MW-12VTで、この電卓は、使ったことがありません。仕様が近いので、紹介します。価格や在庫は、Amazonの商品ページで確認してください。

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電卓を選ぶときのポイント

  • キーの押し心地:いちばん大切だと思います。キーが重いと、打ち間違いや、疲れの原因になります。可能なら、お店で実際に触って、確かめましょう。
  • 桁数:私は12桁のものを使いました。3級で扱う金額で、桁数が足りなくなることは、少ないと思います。余裕のある桁数のものが、安心です。
  • 表示の見やすさ:数字が大きく、はっきり見えるものを選びます。見直しのときに、数字を読み間違えにくくなります。
  • 試験の条件に合うこと:印刷・メロディー・プログラム・辞書の機能がないことを、購入前に確認します。迷う場合は、受験する商工会議所に、問い合わせて確認しましょう。
  • 電池切れの心配が少ないこと:私の電卓は、ソーラーと電池の両方で動くタイプでした。試験中に動かなくなるのは、避けたいので、電源の方式も、確認しておきましょう。なお、試験案内では、電卓は1つとされているので、予備の電卓を、持ち込むことはできないと考えておきましょう。

試験で役立つ電卓の使い方のコツ

メモリー機能で、合計を求める

複数の掛け算の合計を求めるときに、メモリー機能(M+とMRC)が便利です。たとえば、「150円×30個」と「200円×20個」の合計を求める場合は、次のように打ちます。

  • 150 × 30 = 4,500 → M+ を押す
  • 200 × 20 = 4,000 → M+ を押す
  • MRC を押す → 8,500(合計)が表示される

途中の計算結果を、紙に書き写さなくてよいので、写し間違いを防げます。ただし、メモリーの内容は、残っていることがあります。次の計算を始める前に、メモリーを消す操作(多くの電卓では、MRCを2回押す)を、忘れないようにしましょう。

打ち間違えたときの消し方

多くの電卓では、Cは直前に入力した数字だけを消し、ACはすべてを消します。打ち間違えたときに、どちらを使うかを、決めておくと、焦りません。

見直しは、別の方法で

検算のときは、同じ順番で打ち直すだけでなく、順番を変えて打つと、打ち間違いを見つけやすくなります。

本番の前にしておきたいこと

  • 本番で使う電卓で、練習問題を解いておく。キーの位置や、押し心地に、慣れておきます。
  • 電池やソーラーパネルの状態を、確認する。
  • 試験会場の案内で、持ち込める電卓の条件を、もう一度確認する。

電卓の操作に慣れておくと、計算に使う時間が短くなり、見直しの時間を、しっかり取れます。試験全体の勉強の流れや、時間配分は、簿記3級の勉強法|独学で合格するまでの流れと、試験の概要で解説しています。当サイトのドリルも、ぜひ電卓を使いながら、練習してみてください。