【無形資産ドリル】 形のない資産をめぐる2級の論点をまとめて練習します。Ⅰ研究開発費 → Ⅱ特許権・商標権・のれんの償却 → Ⅲソフトウェア の順に並んでいるので、上から順に解くと理解しやすい構成です。共通する最重要ポイントは、無形固定資産の償却は「直接法」(減価償却累計額を使わず資産を直接減らす)という点と、研究開発の目的なら資産にせず費用にするという点の2つです。
次の仕訳問題を解いてみてください。
問題1: 研究開発部門で新製品の開発に従事する従業員の給料800,000円を、当座預金から支払った。
問題2: 特定の研究開発の目的にのみ使用する機械装置1,500,000円を購入し、代金は月末に支払うこととした。なお、この機械装置は他の目的には転用できない。
問題3: 新製品の研究開発のため、外部の研究機関に開発を委託し、委託料600,000円を普通預金から支払った。
問題4: 研究開発の目的で使用するソフトウェアの制作費700,000円を、当座預金から支払った。
問題5: 前問までに購入した研究開発目的にのみ使用する機械装置(購入時に全額を研究開発費として処理済み)について、決算日を迎えた。減価償却に関する仕訳を示しなさい。
問題6: 新技術の特許権を取得し、取得代価1,800,000円を普通預金から支払った。また、登録のための費用60,000円を現金で支払った。
問題7: 決算にあたり、当期首に取得した特許権1,860,000円について、耐用年数8年、定額法により償却する(記帳方法は直接法)。
問題8: 決算(会計期間は4月1日から3月31日)にあたり、当期の10月1日に取得した商標権1,200,000円について、耐用年数10年、定額法により償却する(月割計算・直接法)。
問題9: 東西商店を買収し、同店の諸資産5,000,000円と諸負債3,200,000円を引き継ぎ、対価2,300,000円を小切手を振り出して支払った。
問題10: 決算にあたり、当期首に計上したのれん500,000円について、20年間にわたり定額法により償却する(直接法)。
問題11: 帳簿価額1,395,000円の特許権を1,600,000円で売却し、代金は普通預金に入金された。
問題12: 自社で利用する目的のソフトウェアの制作を外部に依頼し、契約時に着手金900,000円を当座預金から支払った。なお、このソフトウェアの利用により将来の費用削減が確実であると認められる。
問題13: 前問のソフトウェアが完成して引き渡しを受けたため、残額1,500,000円を当座預金から支払い、ソフトウェア勘定に振り替えた。
問題14: 決算にあたり、当期首に計上したソフトウェア2,400,000円について、利用可能期間5年、定額法により償却する(直接法)。
問題15: 決算(会計期間は4月1日から3月31日)にあたり、当期の9月1日に取得したソフトウェア1,800,000円について、利用可能期間5年、定額法により償却する(月割計算・直接法)。
問題16: 自社利用のソフトウェアについて、著しい機能の向上をもたらす改良を行い、その費用500,000円を現金で支払った。
問題17: 自社利用のソフトウェアについて、通常の維持管理のための費用80,000円を現金で支払った。
問題18: 決算にあたり、期末時点でまだ制作途中であるソフトウェア(ソフトウェア仮勘定900,000円)について、償却を検討した。必要な仕訳を示しなさい。